会社をリストラされ悩んでいた康彦。息子夫婦・雅志と理恵の3人で暮らす一軒家はローンが残っており、失業のことを言えず、毎朝家を出て公園で時間を潰していた。 ある日、恋愛講座のチラシを拾った康彦は興味を持ち参加してみる。雅志が生まれてすぐ、妻は離婚届を置き出ていった。以来、女性とは縁のない、いわゆるセカンド童貞だった。 講師の恋愛カウンセラー・美千子は、自己紹介する受講生の非モテ男たちに厳しい言葉で甘えた態度を否定していく。残りの人生を歩む伴侶が欲しい康彦、風俗をやめて結婚したい素人童貞の吾朗。彼らが結婚できないのは、全員童貞だからだと言い放つ美代子。彼女とは対照的に、明るくニコニコしているアシスタントのあかねが皆の癒しだった。